さて、「ネットで非難の声が上がっている」という彼の答えが少し気になり調べてみたのだが、いろいろなサイトで取り上げられていた。中には個人のサイトなどもあり、根拠のないうわさが独り歩きしている可能性も無きにしも非ずである。「まいじつ」と言うサイトでは以下のような文章が見受けられる。

「「緑に囲まれた余生を送らせてほしい」「仲間の象と一緒に暮らさせてほしい」など、インターネット上に寄せられたはな子への嘆願とその署名は、実に20万人分だという。」

　特にはな子の生まれ故郷であるタイで話題になっているようである。ただ、中には「動物園なんてどこもそんなものじゃないの」とか「そこまで生きているんだから大切に育てられているんだよ」という肯定的な(affirmative)意見も全くないわけではないようだ。

　また、番組の中では「はな子は高齢のため、一度横になってしまうと起き上がることができないので立ったまま寝ている」ということを言っていたのがとても印象に残っている(impressive)。まあ、「故郷で余生を送らせてほしい」という気持ちはもちろん理解はできるのだが、体力的に(physically)も難しそうだし、あまりにも日本にいる時間が長いので、今から生活環境を一変させてしまえばその変化にうまく適応できるようには到底思えない。よって、「今のところで少しでも長く生きてもらうのが一番なのかな〜」などと勝手なことを思っているわけである。