私は結局、自転車を漕ぐのを止めずにその場を通り過ぎたわけだが、「でもな〜」と思ってしまうわけである。「夜遅く、歩道の横の保育園の駐輪場でヨガのポーズを取る人などいるだろうか?」と考えたとき、99.99%の確率でそんな人はいないような気がする。しかも、歩道と変わらないアスファルトの上である。ゴミや小石なども落ちているだろうから、仰向けになればそれなりに汚れてしまうのは覚悟しなければならない。これが公園などの芝生の上であればまだ分からないでもない…。
とりあえず「あれはヨガのポーズを取っていたに違いない」と自分に言い聞かせてはいるのだが、「本当にそうだったのだろうか?」という葛藤(conflict)もある。いずれにしても今となっては「後の祭り」でどうしようもないことなのだが、今になって思えば「少しお節介を焼くくらいな気持ちで声をかけてみてもよかったのでは…」という思いも否定できない。
実は、今まで生きてきた人生の中で同じようなことが数回あり、それが20年、いや30年前のことでも「あの時、行動を起こしていれば違う結果になったのでは…」という思いが消えないのである。今回の件で、「私は、まだまだ人間としては「半人前(half a man ?)」なんだな〜」というのを再確認した次第である。まあ、「その辺は、一生変わらないのかもしれない」とは思っているのだが…。