「歯科医が増え」、そして「虫歯の本数が減っている」では治療にあたるほうも「なんとかしなければ」と自衛(self-protection)に走るのは自然の流れである。そこで、保険診療制度をうまく利用して「少し分けて治療しよう!」ということになったのだろう。歯のクリーニングなど1回で十分に済ませることができるのに、2回に分けていたので、私も「おそらくそうなのだろうな〜」とは感じていたわけである。
まあ、治療してもらう方としては通院するにもそれなりのエネルギーが必要となる。そして、「待ち時間」もある程度以上になると苦痛になってくる。よって、できるだけ通院回数が少ない方が助かるに決まっている。まだ、私など、今のところ身体の自由が利いているが、特に年配の方などは「しんどい」と思っている人は多いはずだ。
私が通っているのは個人の開業医(medical practitioner) のところではなく医療生協系の診療所となる。内科(internal department)なども併設されていて父親が生きているときは定期的な訪問診療などでかなりお世話になった。これが、個人の開業医のところで、医院長などが高級外車などを乗り回していれば「ちぇっ、通院回数をわざと増やして儲けやがって!」なるところだが…。