次に、開催国の獲得メダル数と順位の推移(transition/change)を見てみよう。以下の表は、開催国の開催時のメダル獲得数とその前大会(previous games ?)、前前大会、および次大会のメダル獲得数を比べたものになる。
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前前大会 |
前大会 |
開催時 |
次大会 |
オーストラリア(シドニー:2000年) |
10位(金:7、総:27) |
7位(金:9、総:41) |
4位(金:16、総:58) |
4位(金:17、総:49) |
ギリシャ(アテネ:2004年) |
16位(金:4、総:8) |
17位(金:4、総:13) |
15位(金:6、総:16) |
58位(金:0、総:4) |
中国(北京:2008年) |
3位(金:28、総:59) |
2位(金:38、総:88) |
1位(金:51、総:100) |
2位(金:38、総:88) |
英国(ロンドン:2012年) |
10位(金:11、総:28) |
10位(金:9、総:30) |
3位(金:29、総:65) |
4位(金:19、総:47) |
ブラジル(リオ:2016年) |
23位(金:3、総:16) |
22位(金:3、総:17) |
13位(金:7、総:19) |
? |
上の表(table)からも分かるように開催国は前大会からメダルの獲得数が増える傾向にあり、開催時にはその傾向が顕著になっている。ちょっと分かりやすいように前大会と開催時のメダルの総獲得数だけを比較してみよう。
国 名 |
前大会 |
開催時 |
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オーストラリア |
41 |
58 |
41% |
ギリシャ |
13 |
16 |
23% |
中 国 |
88 |
100 |
14% |
英 国 |
30 |
65 |
117% |
ブラジル |
17 |
19 |
12% |
ちょっと英国のアップ率は極端なのだが、それ以外は最低でも12%はメダルの獲得数はアップしている。英国をのぞいての平均のアップ率は約23%となる。