またまたいつものように話が脱線しまくってしまったので元に戻そう。家族の知人が「いらないボンベがあるって聞いているのです。もしよかったら熊本の被災者(victim)の支援のために分けてもらえたらと思っているのですが…」と訪ねて来て、てっきりダイビング用のボンベだと思った私は、「被災した人たちにダイビング用のボンベなんか送って何をするんだろう?」と思いながらも「あ〜、あれか。もう処分しちゃったよ!」と答えたわけである。すると
家族の友人:「えっ、捨てた?全部ですか?」
私:「全部?」
家族の友人:「なんか100本近くあるって聞いているのですが…」
私:「100本?」
家族の友人:「ええ、少しでも残っているようであれば被災生活で煮炊きするのに必要なので…」
かみ合わない会話も「煮炊き」という言葉でやっと理解ができたわけである。彼が言うボンベとはカセットコンロ用のカセットボンベ(gas cartridge)であった。確かにカセットボンベであれば、以前の日記でも記しているのだが、少しずつ安売りをしている時を見計らって買い貯めたものがけっこうある。本数まではいちいち気にしていないが、100本近くはあるかもしれない。
でも、もちろん「カセットボンベのコレクターです」などと言うつもりは毛頭なく、集めたものを眺めて一人悦に入っているわけではない。「いざと言う時には必ず助かるはずだ」と思ってのこと、つまり「備えあれば患いなし」の実践である。
調理はもちろんのこと、暖房(heating)、照明(lighting)に用いることもできるし、現在は所有していないが、「将来的にはカセットボンベで起動する冷蔵庫や発電機も揃えたいな〜」と思ってコツコツと集めてきたわけである。灯油やガソリンなどと違って、ガスであれば経年劣化することはほとんどないので、いざと言う時にはすぐに使用することができる優れものなのだ!