さて、どんなYouTubeへの投稿動画を見るかというと
■ 失敗集 ■
タイトル的には「best fails」「funny videos」「fail compilation」などとなり、個人投稿されたものを寄せ集めて再編集(revision/re-editing)したものになる。動画の中には高い鉄塔(steel tower)やビルの上でバク転をしたり懸垂をしたりしてウルトラC級の技を決めているものもあるが、そのほとんどはタイトルが示すように「失敗したもの」となる。
まあ、実際に投稿動画を自ら選んで見ているのでこのようなことを言える立場にはないのかもしれないが、この手のビデオも見ている人に悪い影響を与える面は十分に持っていて「こんな動画投稿して…」という思いは否定できない。
。私はもう立派なオヤジなので「オレもちょっと離れ業をやってビデオに撮るか!」となる可能性はゼロだが、いつでもどこでも手軽に動画が取れるようになった現在は、若い子からすれば「クール!オレも決めてやる!」となる可能性は十分にある。
そして、実際に同じようなことをすれば失敗する可能性は十分に考えられるし、失敗すれば大けがをすることは否定できない。まだ、怪我で済めばよいほうかもしれない。ロシアあたりは自撮り(selfie)行為で毎年多くの若者が亡くなっているようで、確か内務省(Department of Home Affairs)あたりから「危険な場所での自撮り行為は禁止する」と注意喚起されていたような気がする。
まあ、数の差こそあるもののそのようなことはどこの国でも行われているはずである。もちろん、動画だけに限らず写真の投稿サイトでも「ベストショットを投稿して「いいね」をたくさんもらいたい!」などとなるケースだってあるに違いない。「あまり愚かな行為はしないでほしい」と切に願うばかりである。