先日、たしかフィットネスに行く途中でのことだったと思う。自転車を漕いでいてある交差点にさしかかったとき交通量 (traffic density/volume) の調査を行っていた。一昔前はときどき見かける光景だが、ここ数年は全く見かけていないような気がする。正直、「まだやっているんだ〜」と思った。
しかし、あれも大変な作業である。まあ、天気次第というのもあるが、1日中、屋外でイスの上に座って道行く車両や通行人を黙々とカウントしていく作業となり、かなりの根気を必要とする。トイレなどは「いつでも行ける」という環境にはないので、摂取する水分も抑えなければならないはずである。
話はちょっと変わるが、最近、AIの特集番組がNHKやテレビ東京で放映されていたので、興味を持って見た次第である。ここにきてAIの普及が一気に加速したみたいだ。その理由の一つとして画像や音声の処理技術 (processing technology) がかなり進歩したことが挙げれれる。
そのことを考えると人力による交通量の調査もすぐに消滅してしまうに違いない。調査したい場所にビデオカメラを設置して録画撮影をし、「あとはAIに任せれば完了」などという時代ももうすぐそこまで来ている。(もしかしたら、すでに始まっている可能性もあるかもしれない…)
人が行うのは、現地に赴いてカメラを設置し、後は回収するだけで済むことになる。画像処理は全てAIがしてくれる。通行する車の数だけでなく、車種なども判別してくれるだろうし、もしかしたら車名もわかるかもしれない。通行人なども年代別に分類してくれる可能性だってある。そうなれば、人件費 (labor cost) は大幅に削減ができるはずである。
ときどき「AIによって将来消滅してしまう職種」などというタイトルを新聞やネットなどで目にすることがあるが、もうこの流れはだれにも止められないような気がする。というよりも、労働人口が減少する我が国は、AIを積極的にいろいろな分野で導入して効率化 (streamlining:合理化) を図っていかなければならない。