さて、話がいつものように脱線してしまったので元に戻そう。つまりだ、
その他ICBMの特徴 (characteristics) として
・高度数百㎞まではロケットの推進力を利用して上昇するが、その後は弾頭だけが慣性(inertia)を利用して高度を上げていき弧を描いて落下して目標 (target) に到達する。
（つまり、基本的な考え方としては「大砲」と同じで、最初は爆発（燃焼）によるエネルギーを利用して上昇するが、その後は慣性を利用して飛翔距離を伸ばしていくことになる。）
・目標への誘導は発射から燃焼終了までの、ロケットの制御が可能な短時間に行われる。ロケットの燃料 (fuel) が尽きてしまうと慣性を利用するため制御は不可能となる。
「慣性を利用して落下するなら撃ち落とすのもそれほど難しくないのでは？」と思ってしまうが、その速度は音速（単位：マッハ、標準大気中の音速 1225 km/h）の何倍にもなるようである。
