ICBMは「大陸間弾道ミサイル」なので、当然、長距離を飛翔しないとならない。さて、その距離なのだが、ウィキペディアなどには「アメリカ合衆国本土の北東国境とソ連本土の北西国境を結ぶ最短距離である5,500km以上」とある。(資料によっては「有効射程 6400km以上の核弾頭をつけた戦略用弾道ミサイルをいう。」などとしているところもある。(ブリタニカ国際大百科事典)
また、飛距離だけでなく、高度 (altitude/height) にも規定があるようで、先日のWBSでは、ちょっと数字はうろ覚えなのだが、「高度が2,600q以上のもの」などと言っていたように記憶している。私は、その「2,600」という数字を耳にしたとき、「いや〜、いくらなんでもそんなに高く上がらないでしょう!260の間違いなのでは…」と思ったくらいである。
というのも、「国際宇宙ステーションが、たしか高度450qあたりを回っている」というのが頭にあったからである。よって、「2,600となると国際宇宙ステーションよりもはるかに高いし、宇宙に一度出ることになるので、そんなことはありえないでしょう!」となった。そして、次の疑問が突然浮かんできた。「あれ〜、そもそもどこからを宇宙と呼ぶのだろう?」と…。