いつごろのことだろうか?もう、記憶も定かではないのだが、おそらく私が高校生とか大学生くらいのころだと思う。ときどき、二人組の西洋人の若者がお揃いの格好(シャツにネクタイ、またはジャケットを羽織って)をして街中を自転車(マウンテンバイク)を漕いでいるのをときどきだが目にすることがあった。そう、モルモン教の布教活動 (mission) をしている人たちである。
街中で通りを歩いている人に声をかけることもあるのだろうが、どちらかというと一般家庭を戸別訪問する (visiting from door to door) ことのほうが中心であったように認識している。よくよく思い出してみると、私の家にも1回くらいは来たような気がする。
それで、私がそのとき感心したのは、自転車はもちろんゆっくりと漕いでいるのだけれど、彼らは必ずヘルメットを着用していた。モルモン教は1830年にニューヨークでジョセフ・スミスによって創始された新興宗教 (newly risen religion) なので、そのような布教活動に従事していた若者のほとんどはアメリカ人だったはずである。
そのときの私のアメリカ人に対するイメージは、どちらかというと「ワイルド」で「オートバイもノーヘルでかっ飛ばす!」というものだったので、彼らのヘルメット姿を見て「偉いな〜」と感心したものである。もちろん、宗教的には全く興味はなかったが…。
【 今日の1枚 】
今年の5月に植えた紫陽花 (hydrangea)。一時は、右側のものは枯れ枝だけになってしまったが、新芽を出してくれたので何とか大丈夫そうだ。「たまには肥料をあげないとな〜」とは思うのだが…。