フィットネスの勧め 語句解説

日記 - 2018年 - 11月

 

11月28日(水) 「 本当はした方がよいのだろうが…( その2 ) 」

 

 その数十年前に街中でモルモン教の布教活動の若者がヘルメットをしながら自転車を漕いでいる姿を見かけた当時、日本では、ごく限られた一部の人たち( ロードレーサータイプの自転車に乗ってスピードを楽しむ人たち? )を除いて、私の知る限り、街中で自転車に乗るときに安全のためにヘルメットを被る習慣はなかったように記憶している。(ただ、地方の一部では、通学時に自転車で通う生徒にはヘルメットの着用を義務付けている (obligate) ところはあったかもしれないが…)

 それから数十年という時が過ぎたわけだが、最近ではヘルメットを被りながら自転車に乗っている子供の姿をよく見かける。おそらく、親が「 自転車に乗るときはちゃんとヘルメットを被らないとダメよ!」と言い聞かせているに違いない。

 また、母親が漕いでいる自転車にヘルメットを被らせた幼い子供を乗せている姿もときどき見かけたりする。自転車に乗るときの安全意識 (safety consciousness) が高まってきた証拠で非常によいことだと思う。「 愛する我が子に怪我をさせたくない 」という親の子供を思う気持ちもヒシヒシと伝わってくる。

 しかしだ、子供がヘルメットを被っている姿を見かけることがあっても、一緒にいる親がヘルメットを被っているところは1度も目にしたことがない。「 子供の安全を願ってヘルメットを被らせている 」というのはもちろん理解できるが、決して「 私はどうでもいいの… 」とはならないはずである。親が怪我をすれば、少なからず子供の世話にも影響を与えることになる。従って、理想を言うと (ideally speaking)、親子ともども自転車に乗るときにはヘルメットを被って万が一の時に自分の身を守っていくというのがベストになる。