ちょっと話が脱線してしまったので元に戻そう。更衣室でいつものようにロッカーの上に外履きを置いて服を脱いでいると、明らかにわたしよりも年長と思われる男性に「 ロッカーの上に靴を置かないでくれませんか?」と言われてしまったわけである。全く予期もせぬことを言われて、「 はっ!」という感じで一瞬思考停止になっている私にその男性はこう続けた。
男性 : 「 だって、ホコリが飛ぶでしょう!?」
私 : 「 ホコリですか? 」
男性 : 「 そうそう、ホコリ。」
私 : 「 … 」
男性 : 「 ロッカーの上に積もったホコリが靴を上げ下ろしすることによって飛ぶでしょう!」
私 : 「 … 」
正直「 うゎ〜、そう来たか!?」とたまげてしまった。ロッカーの上のホコリ (dust) など全く気にしたことがなかったからである。もちろん、靴をロッカーの上に上げ下げするときにホコリが舞えば話は別である。ただ、一度もそのようなことを感じたことはない。フロアほどではないにしろ、ロッカーの上もスタッフが定期的に (on a regular basis) きれいにしてくれているはずである。
私はてっきり「 本来、ロッカーの上は靴を置くべきところではないのではないですか!」と言われるのかと思った。各ロッカーの中は靴が置けるように2段になっているので、本来はそこに入れるべきである。よって、もしそう言われれば、それは正論 (right argument) 以外の何ものでもない。「別に空いているんだからいいでしょう!」というのは私の身勝手な考えにはなる。それが「ホコリが飛ぶでしょう!」と言われたので、一瞬「 なんて言おうか?」と考えてしまった。