私が筋トレをしていると分かると、今まで何回か「 ベンチプレスはどれくらい持ちあがりますか?」と聞かれたことがある。それに対して「 スクワットはどれくらいいけます?」とか「 アームカールは何キロくらい上がりますか?」と聞かれたことは1度もない。必ず「 ベンチプレス 」なのである。
どうもベンチプレスが筋トレのバロメーターとなっているような気がしてならない。「なぜだろう?」と考えたときに、筋トレ自体、やはり下半身 (lower half of body) よりは上半身 (upper half of body) をメインに行う人の方が圧倒的に (overwhelmingly) 多く、その中でもベンチプレスは、大会なども催されていたりするので、どうしても筋トレの代表な種目 (representative event) と見られる傾向があるのだろう。
特に男性の場合は、「 たくましい太もも 」よりは「 厚い胸板 」に憧れたりするのかもしれない。まあ、上半身というのは下半身に比べると露出する機会が多いのでその気持ちは分からないでもない。ただ、やはりバランスが大切で、上半身は筋骨隆々で下半身が貧弱だと「 あれっ? 」となってしまう。結局、上半身を支えているのは下半身なのである。
■ 今日の1枚 ■
いや〜、よく頑張ってくれました!
長年使用していたバケツにヒビが入っていたので、いつものように半田コテを使って他のプラスチックを溶かして修理してみた。ただ、なかなか思うようにいかず、冷めた後に「 ちゃんとヒビが治ったかな〜 」と指で押してみるとメシメシという音がする。「 んっ?」と思ってよく見てみると、縁から5pほど下のところに白い帯状のラインがバケツを1周しているのである。
目を凝らして確認してみると細かいヒビが無数に入ったもので、長期使用による劣化であった。指で押してみるとメシメシという音を立てて当初持っていた硬度は全く見られない。「いつごろ買ったものだろう?」とバケツの底を見てみると「 29 Jan. 1984 560 」とマジックで記されている。
つまり、34年前に560円で買ったバケツである。「 いや〜、よく頑張ってくれた!」という感じだ。「もう十分に働いてくれたので、ゆっくり休んでくれ!」とも一瞬思ったが「 延命治療 (terminal care) を施してもう少し働いてもらうかっ!」などとも考えている今日この頃である。