ベンチプレスが筋トレの代表種目であることには、まあ間違いはない。私の場合、筋トレはあくまでもフィットネスというカテゴリーの一部に過ぎないが、コンスタントに (constantly) 続けてきてはいる。もちろん「 ある程度の体型 (body shape) を維持したい 」という気持ちもあるが、ここ10年くらいは「歳をとってからは筋力がQOL(Quality of life:生活の質)に大きく関わってくる」と感じているからである。
さて、その代表種目であるベンチプレスなのだが、6〜7年くらい前までは「 80キロ1回がやっと 」だったような気がする。「 重いものを持ち上げてやろう!」とか「 厚い胸板 (thick chest) を作ろう!」などという意識が希薄 (weak) であったため、一向に重さが増えていくことはなかった。
ただ、やり方だけは自分なりに意識するところはあった。
■ 足はフロアにつけない ■
足は膝を曲げて組んでお尻よりも固い位置に固定している。よく、足をフロアにつけて腰から背中にかけてアーチを作り、上半身全体を使ってベンチプレスをしている人を見かけたりする。「より重いものを持ち上げたい」という気持ちが強いとどうしてもそうなってしまう。ただ、「より大胸筋 (greater pectoral muscle) に刺激を与えたい」ということであれば、上半身にアーチを作らない方がよいはずである。
私の場合、「なるべく大胸筋を集中的に (intensively) 鍛えたい」と思ってやっているので、足はフロアに着けないで腰から背中にかけてのアーチを作らないで行っている。それに、もともと腰痛持ちなので、とてもではないがアーチなどを作ってやれば「こ、こ、こ、腰が…」なるのは目に見えている。