歯のブラッシングだけであれば経済的な負担はほとんどかからない。よって「 経済的な困窮者 ⇒ 口腔崩壊 」の図式は成り立たない。では、子供の口腔崩壊の原因はどこに起因するかというと、親の歯のケアに対する意識の低さからくるものがほとんどだろう。
歯の治療に関して、私は今でも鮮明に覚えていることが1つある。それは、おそらく私が小学5、6年生のころのことだと思う。耐えられない歯の痛みで母親と一緒に歯科医院 (dental office) へ向かった時のことである。診察台?の上に横になり大きく開いた私の口の痛む歯を見て医師が診察室 (consultation room) の隅にいた母親にこう話しかけた。
医 師 : 「 お母さん、ちょっとそばに来てください。」
母 親 : 「 はい。」
医 師 : 「 この奥歯 (molar) 見てください。こんなに大きく穴が開いていますよ。」
母 親 : 「 ええ、そうですね。」
医 師 : 「 これじゃあ痛いはずですよ。何でこんなになるまで放っておいたんですか?」
母 親 : 「 … 」
その時母親がどのように答えたかまでは全く覚えていないのだが、かなり答えに窮していたことだけは確かである。今更「 今の歯の状態が悪いのは親の責任 (responsibility) だ!」と言うつもりはないが、小学生および中学生時に口腔崩壊に対して「 親の責任なのか?」と問われれば、「はい、100%親の責任です!」と答えざるを得ない。「 親の責任でなければだれの責任なのだ?!」と声を大にして言いたい。
■ 今日の1枚 ■
ぷよぷよボールを色分けしてみた。そして思ってしまった。「俺も暇だな〜」と…。