テレビを見ていて「お金はあるのだろうから、もう少し歯をきれいにすればよいのに…」と思う人がいる。まず、その代表格がわが国の内閣総理大臣 (Prime Minister) である。
政治一家の出身で、彼自身政界 (political world) 入りする前に外務大臣 (Foreign Minister) に就任した父晋太郎の秘書官 (private secretary) を務めていたくらいだったので、その時代から将来の政治界入りの目論見はもちろん抱いていたはずである。よって「人前に立つのだから、なるべく良い印象を与えるように歯はしっかりとケアをしなさい!」と教えてもらわなかったのだろうか?と思ってしまう。
それからもう一人、トヨタ自動車のトップである豊田章男氏。もちろんテレビ画面を通してだけの印象なのだが「 かなりのヘビースモーカーなのだろうか?」という感じを受けてしまう。トヨタ自動車は7万人以上の社員を有し、日本を代表するグローバル企業となっている。歯の健康状態が良くなければ、特に欧米の社員には良い印象は与えないだろう。
さて、いつものように長々と書いてしまったが、最後に私自身のことを記していこう。長かったインプラントの治療も最終段階となり、先週「仮歯」が入った。それで2ヶ月ほど様子を見て歯茎の状態を確かめて、最終的な上物が入る形になる。
多額の出費となり「 幼いころに歯のケアがしっかりとできていれば、インプラントの世話になることなどなかっただろに… 」と思わないでもないが、今更過去を振り返っても仕方がない。もちろん、インプラントではなく、保険が適用され何十分の一という費用で済む義歯 (denture) という選択肢もあった。
しかし、自分の性格は自分が一番よく分かっていて。私、こまめに毎日つけたり外したりを行えるような性格ではない。よって、最初のうちはしばらくは続けられるかもしれないが、そのうち「 面倒くせ〜!」となってやらなくなってしまうのは目に見えている。そして、じわじわと口腔崩壊の道を歩むことになる。
たとえホームレスになっても、食べて行かないと生きていかないので、そのようなときでも「できるだけ歯のことは気にせずに食べて行きたい!」と思っている。だから、現在少し無理をしてでも歯の治療を行っているわけである。
万が一ホームレスになったら、ご近所のホームレス仲間から「 あんあ、ホームレスにしてはきれいな歯をしてるね〜。オレなんか、ほら見てみな!歯が3本しかねーから、固い物なんかまともに食えやしね〜。羨ましい!」と言われたいと考えている今日この頃である。