けっこう前に自分の子供につけた名前が市役所で受理されなかったことでマスコミ (mass media) を騒がせたことがあった。「あれって、いつのことだっただろう?」と思ってちょっと調べてみた。以下、「ウィキペディア」からの引用文となる。
「 1993年8月11日、東京都昭島市の役所に「悪魔」と命名した男児の出生届が出された[1]。「悪」も「魔」も常用漢字の範囲であることから受付されたが、市が法務省民事局に本件の受理の可否に付き照会したところ、子供の福祉を害する可能性があるとして、親権の濫用を理由に不受理となった[2]。届出者(当時30歳)は、東京家裁八王子支部に不服申し立てを行い市役所と争った結果、家裁は「命名権の乱用で戸籍法違反であるが、手続き論的立場から受理を認める(つまり結果としては親側の勝訴)」との判断を下したが[3]、市側は東京高裁に即時抗告した[4]。
その後両親は、男児が悪魔との名前に反応していることを理由に、他の漢字を用いて再度「あくま」の名で届け出ようとしたが、市役所はこれも不受理とした。届出者は類似した音の名前を届け出て、これが受理された[5]。両親は不服申立を取り下げ、市側もこれに同意したことから、即時抗告審は未決のまま終局となった[6]。」