さて、いつものように前置き (introductory remark) が非常に長くなってしまったが、本題 (main subject) に移ろう。最近、ちょっと気になる名前がある。それは平昌パラリンピックのメダリストの成田選手の名前の「緑夢」である。最初、「名前は何て読むのだろう?」と思っていると「ぐりむ」とのことであった。
「なぜこんな名前を付けたのだろう?」などということには興味はなく、まあ、それぞれに名前を付けた理由があるはずである。よって「「ぐりむ」などという名前はおかしい!」などというつもりは毛頭ない。問題は使用している漢字である。「どうして緑が「ぐり」になるのだろう?」と思わざるを得ない。
現在、他人の名前に使用できる漢字は「常用漢字 (Chinese character in common use)」と「人名用漢字表」に記載されているものに限られているはずである。それを考えると「緑」も「夢」も常用漢字なのだから全く問題ない。そうすると「使用している漢字が問題ないのなら「読み」はどうでもよいのか?」という感じがしないでもない。
もしそうだとしたら、正直「それはいかがなものかな〜」という思いは大いにある。というのも、「漢字苦手人間」である私にしてみれば、「最近、やっと小学校レベルが何とか攻略できてきたかな〜」という感じになってきていて、そこに訳の分からない読み方が出てきたりすると頭の中が混乱して仕方がない。声を大にして「勘弁してくれ〜!」と言いたい今日この頃である。