フィットネスの勧め 語句解説

日記 - 2018年 - 3月

 

3月8日(木) 「 なんとかしないと、ニッポン!(その4) 」

 

 「生産性の向上」が叫ばれている昨今であるが、ちょっと日本の労働生産性 (labor productivity) について調べてみた。まあ、その産出の仕方にはいろいろと議論の余地 (room for argument) があるようだが…。

 まず初めに、「労働生産性」という言葉だが、これは「1人の労働者が1時間にどのくらいのモノやサービスを生み出したかを示す指標」となる。調査は「公益財団法人・日本生産性本部」というところが行っているようで、2016年度のデータでみると、日本はOECD加盟35ヶ国の中で20位、G7の中では最下位で、データを取り始めた1970年以降、G7の中では「万年びりっけつ」となっているようだ。

 ⇒ OECD加盟国の時間当たりの労働生産性のグラフ

  上位の国を見てみると、1位がアイルランドの95.8、2位がルクセンブルクで95.4となる。ただ、この上位2か国はちょっと突出している感があり、3位はノルウェーで78.7、4位がベルギーで72.8となっている。そして、我が国なのだが、順位は20位で46.0となる。3位のノルウェーと比べても、「半分」とはいかなくても、「それに近いのでは?」という感じである。

 ※ OECD : Organisation for Economic Co-operation and Development 経済協力開発機構

       国際経済全般について協議することを目的とした国際機関ウィキペディア

   G7: Group of Seven  フランスアメリカイギリスドイツ日本イタリアカナダの7つの先進国のこと