この時期、街中を自転車で移動していてよく目にするのが「 紫陽花 ( hydrangea )」である。非常に身近な (familiar) 植物で、個人宅の庭、道端、そして公営の団地などの敷地に植えられているのをよく見かける。個人的な感想としては、あまりにも身近な植物なので「うゎ〜、こんなところに紫陽花が植わってる!」と驚くようなことはないのだが、花も自己主張 (self-assertion) が強すぎず、葉も青々として力強いので、特にこの時期はなんとなく見ていると気持ちが落ち着く。
その花の色や形の種類もけっこう豊富で、中には「これも紫陽花なのだろうか?」というのもあったりする。個人的には好きな植物の1つである。ただ、多くの人が「花」と思っている部分は装飾花と呼ばれる「ガク」の部分で、実際の花、つまり「真花」はその中央にあるごく小さな部分のことを言うようである。
・下の写真はあまりきれいな紫陽花ではないのだが、ガクと真花の区別がよく分かる。