フィットネスの勧め 語句解説

日記 - 2018年 - 6月

 

6月14日(木) 「 情けないったらありゃしない!( その9 ) 」

 

 【 3回目 】

 私が30歳の時に自転車で国内を半年かけて旅行した時のことである。出発してから4〜5日して、伊豆半島の海岸線を走っているときに、どうも風邪をひいてしまったようで悪寒がしてきた(feel a chill)。よって、「なるべく早く治さないと…」と思って町の開業医に診てもらった。先生から「旅行中ならなるべく早く治した方がいいですね。注射を打っておきますか?」と言われたので、「お願いします!」と答えた次第である。

 しかし、看護婦さんが持ってきた注射を見てたまげてしまった!今までに見たこともない「太さ」で、「それ、本当に人間用ですか?馬用なんじゃないですか?」と聞きたくなるほどだった。

 当然のことながら、注射器内の薬剤 (medicine/agent) が入るのには、小さなものに比べればそれなりに時間がかかる。「太さ」に精神的なダメージを受けた私は、「早く終わらないかな〜」とずっと耐えていたのだが、みるみる血の気が引くのが自分でもよく分かった。

 それでも、何とか耐えに耐え、治療費を払って病院を出たのだが、この時はぶっ倒れる寸前で、建物の前にあった花壇のレンガの上に身体を横たえて体調 ((physical) condition) が 回復するまで待たざるを得なかった。全く「情けないったらありゃしない!」である。

 ・北海道の知床峠にて

 撮影した日付を見ると8月4日になっている。4月の頭に東京を出発しているので、旅行も5か月目に突入した形になる。少し記憶も曖昧なところもあるのだが、旅行中具合が悪くなったのは伊豆半島のときくらいだと思う。