久し振りの新幹線となる。最後に乗ったのは、20年近く前に仙台に3年半ほど住んでいて、そこから東京に戻るときのことだと思う。今回、チケットを購入するときに、一瞬「平日の金曜日なので自由席 (unreserved seat) でも大丈夫かな…」とも思ったが、発車前に列をなして待ちたくなかったので、結局は指定席 (reserved seat) を購入した。「ガラガラだったりして…」などとも思ったのだが、空席 (vacant seat) はほとんど見当たらないような状況であった。

　チケット売り場で応対をしてくれた女性の職員が「ちょっと時間がかかりますが…」と言われ、特に急ぐ移動でもなかったので「構いません」と答えたわけだが、乗車をしていてその意味がよく分かってきた。いくつか今までに耳にしたこともないような駅に停車するのである。終点 (terminal) である新大阪に到着するのに3時間ちかく要した。

　そして、そこからがまた一苦労。大阪駅に出て環状線に乗り、天王寺まで行って阪和線に乗り替えた。そして、伯母がいる施設の最寄り駅の和泉府中までたどり着くのに1時間ちかくかかってしまった。もちろん途中で2回ほど人に行き方を尋ねたのは言うまでもない。