いつもなら医院の前の駐輪場に自転車を停めるのだが、「自転車で来ないでください」と言われ「分かりました!」と返事をしているだけに、「さすがに今日はいつもの駐輪場じゃあ、まずいよな〜」ということで、ちょっと離れた市の駐輪場に愛車を停めた。
一応9時半の予約だったが、9時少しすぎには到着。待合室で持参した新聞を読んでいると、9時40分ころ名前を呼ばれたので処置室に入った。「じゃあ、そのイスに腰かけてください。それから、左腕に点滴をしますので袖をまくってください。(roll one's sleeves up)」と言われたので、「はい」と答え、イスに深く腰を掛け左腕の長袖のシャツをまくった次第である。
点滴 ((intravenous) drip) は何回か経験しているし、点滴でないにしても採血で前腕に針を刺したことは何度もあるので、自分としては特に緊張をしているという意識はなかった。若いころは「献血は生き甲斐 (life) です!」と言っていたほどで、定期的に行っていて、延べ回数は70回から80回近くになると思う。
ただ、20年近く前になるだろうか、学生時代のヨーロッパの渡航歴が引っかかってからは1度も行っていない。( おそらく狂牛病の関係だと思う )もちろん「生き甲斐を奪われてたまるかっ!」とバックレて行っても分からないのだろうが、そこまでしてやる気にはなれなかった。