私の母親は、大阪に住む伯母を「伯母さんは本当に頑張り屋だから…」と言う。どういうことかというと、100歳を超えても自立して生活することができない知的障害のある息子さんのために、炊事、洗濯、そして掃除と毎日のように家事 (housework) をこなしてきたわけである。伯母さんにしてみれば「私が頑張って面倒を見てあげないと…」という強い思いがあったに違いない。まあ、そういう気持ちが、叔母の元気さの源の1つであるということはだれも否定することはできない。
それで、現在、介護施設に入所している伯母の一番の気がかり (concern?) は自宅に一人でいる息子さんのこととなる。聞くところによると、毎日なのかそれとも週に数回程度なのかは分からないが、ヘルパー (help(er)) さんに来てもらって身の回りの世話をしてもらっているようである。
正直、仮に伯母が歩行器に頼らずに生活ができるようになったとしても、再び自宅に戻って以前のように息子さんの世話をするのは非常に難しいと思っている。まあ、よくよく考えてみれば、「そうなればヘルパーさんを頼りにすればいいかっ!」とも考えたりもする。つまり、工夫すれば自宅に戻って生活することは可能は可能である。伯母には住み慣れた家で最後の日を迎えてもらいたい。