ちょっと遅れた話題となってしまうが、ロシアワールドカップ・日本代表、「 いやいや、ご苦労様でした!」という感じである。私と同様に「これじゃあ期待なんかできないよ!」と思っていた人は多いと思うが、まあ、見事に裏切ってくれた。
W杯直前のあるテレビ番組で、今回急きょ監督 (coach) となった西野氏に司会者が「緊張感がたりないじゃあないかということも言われていますが…」と聞いていて、私は「緊張感ってなんの緊張感のことを言っているのだろう?もしかして、「このままでは決勝トーナメント進めないのでは」という緊張感のことなのだろうか?」と思ってしまった。そして、「もしそうだとしたら、そんな緊張感を持てという方が無理、無理。勝てるわけないじゃん!」と正直思わざるを得なかった。
それが、第1戦目でコロンビアに勝利し、2戦目のセネガルとは引き分け、さすがに3戦目のポーランドには負けてしまったが、それでも「0-1」である。もう上出来以外の何ものでもなく、見事に予選リーグ (prelimimary league) を突破してしまったわけだ。
そして、決勝トーナメントのベルギー戦、後半「2-0」でリードした時には「えっ、もしかして勝つということもあり得るのだろうか?」とも一瞬思ってしまったが、さすがに怒涛の攻めに会い呆気なく続けざまに3点を失い、結果はベスト16止まりとなった。しかし、後半の続けざまの3失点を考えると「前半失点をしなかったのは奇跡に近いのでは?!」などと思ってしまう。
さて、「次期監督もこれで決まりだな。誰も文句は言うまい!」と思っていたが、本人の固辞する (refuse〜firmly) 意思が強いようなのはちょっと残念ではある。個人的には「無理に海外からの監督に頼る必要もないのでは…」という気がする。さてさて、4年後はどうなることやら…。