さてさて、またいつものように脱線が長くなってしまった。あまり脱線が長くなると、自分で「あれ、オレ何について書こうとしていたんだっけ?」となってしまうから笑ってしまう。まあ、私の人生そのものが「脱線人生」であるから、「なるべく脱線しないように…」と思うことが無理なのかもしれない。
それで、何が言いたいかというと、この11日「参院の議員定数を6増やして、比例区に特定枠を設ける自民党の公職選挙法改正案」が参院本会議で、自民、公明両党などの賛成多数 (majority (vote)) で可決された。野党 (opposition party) が反対する中で、自民党は採決を強行したわけである。
議員数を6増させる彼らの言い分を聞いてみると「一票の格差を是正するため」とのことだが、「お前ら一体何を考えているんだ!?」と思わざるを得ない。仮に、格差の是正を図るのであれば、議員数を減らして図るべきであり、議員数を増やすなどというのは「言語道断・マイケルジョーダン」である。
これから人口が減少の一途をたどる我が国ニッポン、より少ない人口でもやっていけるように、まずは私たちの代表 (representative) である国会議員が手本を見せなけらばならないのに、自分たちの都合で増やすというのだから怒り心頭である。
16日の朝日新聞で、「参院の議員定数6増」に関する世論調査 (public opinion survey) が掲載されていて、賛成が24%、そして反対が56%であった。それぞれの理由までは載っていなかったので、24%の人がなぜ賛成したのかは定かではない。
6増ということは、現在、衆参合わせて707人の国会議員がいるので、その1%にも満たないことになる。よって、賛成した人が「1%くらいいいんじゃない」と思っているのであれば「ど〜なのかな…」という気がしてしまう。ときどき「国会議員が多い方がより民意が反映される」という意見を耳にするが、「本当にそうなのかな〜?」と首をかしげたくなってしまうわけである。