歩道を歩いていて、すれ違いざまに「済みません。」と声を掛けられ、「道を尋ねられるのかな?」と思っていると「果物を販売しているのでいかがですか?」という予想もしていなかった展開 (unanticipated development) になったわけである。
過去に都内の方に赴いたときに、駅の近くの歩道などで軽トラの荷台にメロンや桃、またはスイカなどの果物を積んで販売しているのを何回となく目にしたことがある。しかし、すれ違いざまに声を掛けられ「果物、いかがですか?」と言われたのは初めてで、「世の中、いろいろな商売があるんだな〜」と思わざるを得なかった。
ただ、正直、すれ違いざまに「果物を買いませんか?」と声を掛けられ、「「どんなもの売っているの?ちょっと見せて!」なんていう人がいるのだろうか?」という気がしないでもない。偽ブランド (fake brand) のように、近寄ってきた人に「ルイヴィトンやエルメスが超格安で手に入りますよ。」などと小声でささやかれれば、ブランド品 に興味がある人であれば「ちょっと見てみようかしら?」となる人はそれなりにいるに違いない。
しかし、この場合はおそらくどこにでも売られているような「果物」である。よって、いくら果物が好きな人であっても「見てみようかしら?」と興味を示す人が多いとはとても思えない。