さて、融点が60℃という特性を持ち自宅で簡単に成形できるポリカプロラクトンなのだが、私個人としては「 何とか緊急時 (emergency) に上手に利用できないだろうか？ 」と考えている。この場合の「 緊急時 」というのは、まあ、いろいろとあるだろうが、例えば「災害 (disaster) 」であったりする。

　ちょっとしたものの補修には用いることができるのだが、もっと大袈裟なことを言うと「 人命救助(lifesaving) に使うことはできないだろうか？」などと思ったりしている。まあ「人命」はかなり大袈裟だが、「 怪我を負った人に役立てられないだろうか？」と考えている。

　例えば、シート状にしたものを持ち歩いていれば、「 災害などで骨折 (fracture) が疑われる人の患部 (affected part) に柔らかくして貼り付ければ患部の保護になるのでは？」などと思ったりしているわけである。ちょっとしたアイデアがいつ何時役に立つか分からない。いろいろと夢想している毎日である。