橋本聖子五輪相が、IOC委員の今年のオリンピックの1年延期の可能性の発言に対して「(延期は)あり得ないと思う 」という発言をした。まあ、元代表選手なので選手側の意見を色濃く反映したものだと思うのだが…。
ただ、「 延期はあり得ない 」という発言は、ややもすると「 延期になるくらいなら中止になった方がいい 」ということなのだろうか?とも思えてしまう。五輪相という立場にいるのだから、状況をよく把握し全体を俯瞰した意見を述べていかなければならないはずである。
個人的には1年の延期論には「 賛成です!」と言いたい。今後、新形コロナウイルスの状況がどのように推移していくのかは全く読めないのだが、「 現在がピークでこれからは収束の一途を辿る 」とは到底思えない。
よって、参加する選手にとっても見に来る人たちにとっても、多少なりとも「 大丈夫なのだろうか?」という疑いが残るようであれば、予定通り開催されたとしても大会としては成功したものとは言えないに違いない。
つまり、みんなが気持ちよく東京に集えるようになるのであれば、「 1年延期もOK!」と思っている。元々は個人的にはオリンピック ではないが、すでに1兆3000億円以上の税金がつぎ込まれた大会である。「 我々の血税を無駄にしていかん!」と声を大にして言いたい!