冷蔵庫の扉のトレーから取り出した小麦粉、その底に印字されていた文字は「 2018.05.14 」。つまり、賞味期限を迎えて2年近くが経とうとしている。しかも、開封済み。ちょっと詳しくは分からないのだが、値段的にもそれほど高価なものではないはず。よって、多くの人は何のためらいもなく「 捨てよう… 」となるはずである。
幸か不幸か、私は、いわゆるそんじょそこらの「凡人」とは違い、特殊感覚を身に付け「 そう簡単に捨ててたまるかっ!」人生をまっしぐらなわけである。賞味期限から2年近くが経っていても、見た目も特に変わりがないし、異臭 (foul smell) を放っているわけではない小麦粉に対して「 捨てよう 」などという発想が持てるわけがない。ましてや、そのまま口にするわけでもなく、火を通す (heat/cook) のである。そこで、手始めに (at firs/at the first onset) 水で溶きハチミツを少し入れて焼いてみた。
一応「 クレープ 」をイメージしながら焼いてみたのだが、出来上がったものは何も入っていない「 チジミ 」であった。さて、その味だが、まあ、吐き捨てるほどではなかったが、とても「 美味しい 」と言えるような代物ではなかった。ただ、野菜を入れて、お好み焼き用のソースでもかけて食べれば「けっこういけるじゃん!」などと言いながら食べれたはずである。もちろん、もちろん焼いたものはジャムなどをつけて全部胃袋に収めたが…。