さて、私が訪れた自転車販売店だが、「数百台の自転車が展示されているのでは」と思われるほどの大型店舗になるので、私が求めているママチャリの販売価格もかなりの幅がある。下は1万円ちょっとから、上は、電動アシスト自転車 (electric assist bicycle) となると10万円は優に超えてくる。
普段は「 なるべく安く抑えよう 」という生活を送っているわけだが、毎日お世話になる自転車に関して求めるものは「 安さ (cheapness) 」ではなく「 頑丈さ (toughness) 」になる。つまり、現在の愛車のように「 少なくても15年以上は乗っていきたい 」と考えているので、必要とされるのはタフさになる。
一通りママチャリコーナーを見て回ってみた感想だが、3万円台のものであればそこそこ丈夫なものがあるような印象であった。「 すぐに特別給付金の10万円も入ってくるだろうし、3万円台であれば許容範囲 (within the permissible range) だ」と考えていると、店員さんが声をかけてきた。
店 員 : 「 何かお探しですか? 」
私 : 「 ええ、今乗っているのがそろそろ寿命なので…。 」
店 員 : 「 どんなタイプをお探しですか? 」
私 : 「 街乗りなので、ママチャリで十分なんですけど…、とにかく頑丈なのがいいんです。 」
店 員 : 「 そうですね、まあ、あの辺の3万円台のであれば、安心してお乗りいただけますが… 。」
私 : 「 3万円台ね…。 」
店 員 : 「え え、あと、1台だけになりますが、ベルトドライブのタイプがあります。 」
私 : 「 えっ、そうなんですか?! 」
店 員 : 「 はい。ちょっと値段は張りますが、丈夫さでいうとダントツです。 」
私 : 「 いくらですか? 」
店 員 : 「 6万円台になりますので他車の2倍近いですが、10年以上は乗れるのでお勧めです! 」
私 : 「 6万円台ね… 」