J-com の契約変更によるチューナーおよびモデムの取り換え作業に現れたのは2人であった。2人ともマスクをしていたのでおおよその年齢になるのだが、一人は40歳前後で気持ち中年太りが入りかけている感じで、もう一人は細身でスラっと背も高く褐色の (brown) 肌をした20代半ばくらいの作業員 (worker) であった。
作業の様子を少し見ていて気が付いたのが、若い方の作業員の話す日本語が少したどたどしく「 もしかしたら日本人ではないのかな…」と思い始めた。そこでもう一人のリーダーと思われる作業員に聞いてみた。
私 :「 あれっ、こちらの方は日本人ではないですよね? 」
作業員 :「 はい。 」
私 :「 もしかして、ベトナムの人ですか? 」
作業員 :「 いえ、ミャンマー人です。 」
私 :「 ミャンマーの人なんですか?!えっ、技能実習生 (technical intern) なんですか? 」
作業員 :「 いえいえ、うちの社員です。 」
私 :「 そうなんですか?えっ、外国人の社員の方は多いのですか? 」
作業員 :「 いえいえ、彼と…、後は…、確か営業に一人いたと思いますが… 。」
狭い部屋での会話なので、当然、ミャンマー人の作業員にも否が応でも私たちの会話は耳に入ってくる。すると、本人が「 私は、最初は専門学校 (vocational school) で日本語を習いました。それからJ-comで働いています。」と言ってきた。
個人的には「 J-comでは何年くらい働いてるのですか? 」とか「 ミャンマーのどこの出身ですか? 」( まあ、地名を言われてもヤンゴンとマンダレーくらいしか分からないが… )といろいろと聞いてみたかった。ただ、どう考えても作業の邪魔になりそうだったので、それ以上彼については尋ねることはしなかった。