テントのポールの亀裂の補修の次に行った作業なのだが…。通常折りたたまれているポールを組んでいくと1本の長いポールとなる。それで、その両端にはテントのそれぞれの隅に付いている金具 (metal fittings) の輪に固定できるように金具が付いている。（ 詳しい名称は不明 ）その金具が1ヶ所欠損していて、そのままではテント側の金具の輪にはめこむことができないため、何とかしなければならなかった。

　AliExpress で調べてみると、その金具の部分だけ販売していたが、手元に届くのがいつになるのか全く読めないため「 ちょっと自分で何とかするかっ！」となった。「 直そう！」という気持ちが強いうちに作業に取り掛からないと、中途半端 (halfway) に終わらせてしまう可能性は大いにあったからだ。一応、AliExpress の方でも注文は入れておいたが…。

　最初は、熱可塑性プラスチック (thermoplastic) のポリカプロラクトンを熱して柔らかくし、それを欠損している金具に似せて成形してポールの先端に埋め込むつもりでいた。ポリカプロラクトンは、ポリプロピレンやポリエチレンなどの他の汎用プラスチックに比べると硬度は落ちるが、それでも硬化したときには手で触れば十分な硬さがあるように思われた。ただ、「 念には念を 」ということで「 何かコアになるような金属はないかな〜？」といろいろと思案した結果「 そうだ、ネジを使おう！」という結論に達した次第である。