四方山話

      

タイ・マレーシア フィットネス紀行/四方山話




ジム・ボール(60分)

 地下にはスタジオが2つあり、両方とも同じ広さで収容人数は50〜60人くらいといったところである。ただ、地下にはレストランが2軒と小さな本屋があり、一般の人も自由に出入りができるので、地下のスタジオにいく場合には3階にあるカウンターで腕にスタンプを押してもらい、それを地下のスタジオの受付で見せて入ることになる。
2つあるスタジオのうち、一方のスタジオの後ろの壁は一面、棚になっていて大、中、小の3種類くらいのボールが50個近く置かれていた。一番小さいボールでも、直径は50cmくらいはありそうである。
平日の6時40分からのクラスで、クラスが始まる直前には後ろの壁のボールもほとんど残っていないような状況。クラスの特長からして女性が圧倒的に多く、男性は私を含めて3人であった。
インストラクターは30歳ちょっと過ぎくらいの男性で髪の毛もスポーツ刈りで、褐色の肌に白い歯がよく輝いていた。
最初の15分はボールに腰を下ろして、ステップを踏む有酸素のクラスだが、ボールに腰掛けながらなので、ステップタッチ、サイドランジ、Vステップ(こっちの人は「イージーステップ」と言っている。)とその種類はかなり限られてくる。
10分もすると動きが限定されるため、足の付け根に張りを覚えるようになったが、15分という短い時間でも、心地よく汗が出てきた。
ウォーミングアップが終わるとダンベルを用意するように言われた。思い思いにスタジオの隅に置かれたダンベルを取っている人もいたが、インストラクターもその場所に移動し、一人一人にダンベルを2つずつ配っている。私には「heavy!」と言って一番重いものを渡してくれた。
「burn & sculpt」のこともあったので、一抹の不安はあったが、渡されたものを「もっと軽いの、プリーズ。」などと言って返すわけには行かないので、「OK」と努めて明るく言い、彼の手から一番重いグリーンのダンベルを取ったのである。
ボールの上に着座しながらの、サイドレイズ、フロントレイズ、ショルダープレス、アームカール、フレンチプレスとうのやり慣れたエクササイズが続いた。回数はさほど多くなかったので、途中で「撃沈」するようなこともなかった。
その後は、スクワットなどの足のエクササイズ、ダンベルを用いずにボール上にふくらはぎの部分を乗せての、お腹のエクササイズ、最後にクールダウンで60分のクラスは終了した。
受けている人の平均年齢は結構高かったが、男性のインストラクターの「ノリ」も良かったせいか、「活気」のあるクラスであった。

 


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