インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - カンボジアフィットネス紀行/日記
キリング・フィールド

キリング・フィールドは、ポル・ポト政権下のカンボジアで大量虐殺が行われた刑場痕のこと。そのようなキリング・フィールドは、カンボジア全土で300以上あり、当時、全人口の約1/3である300万の人々が虐殺された。そして、その300以上あるキリング・フィールドの中で最も有名なのが、プノンペンにあるトゥールスレン収容所の近郊に造られたチュンエクのキリング・フィードとなる。
15年前に初めてプノンペンを訪れたときもおぼろげながらに訪れているのは覚えていて、今回「もう1回行ってみるか!」ということになった。
何回か利用している同じトゥクトゥクにお願いした。宿からは11q以上あり30分以上は要していると思う。入場料は6$ほどかかる。私が訪れたときが、たまたまだったのかどうかは分からないが、訪問者は全て海外からの旅行者だったようで、カンボジア人の姿は見なかったような気がする。
・ オーディオプレーヤー
私の記憶違いでなければ、このオーディオプレーヤーは15年前に訪れたときはなかったような気がする。キリングフィールドには、何ヶ所か見学するポイントがあり、それぞれ番号が付されている。そして、オーディオプレーヤーの番号が付されたボタンを押すことによって、同じ番号が付された観光ポイントの日本語の解説を聞くことができる。借りるときに日本語対応のオーディオプレーヤーを選んだわけで、確か5、6ヶ国語に対応したオーディオプレーヤーが用意されていたと記憶している。

・ 小屋跡
虐殺が行われた当時は小屋などが建てられていたようだが、もうその当時のものは全く残っていない。その代わりとして、写真のような案内板?が建っていた。下の写真は4番になるので、オーディオプレーヤーの4を押せば解説を聞くことができる。


・ Killing Tree
人々を殺す方法もいろいろとあったようである。最初は銃を用いていたようだが、弾薬も足りなくなり、斧やナタを用いることもあったらしい。また、乳幼児などは木に打ち付ける殺害したとのことである。その木は「Killing Tree」と呼ばれている。木に残されたお守り?はここを訪れた人が残していったものに違いない。

・ 慰霊塔
この慰霊塔がチュンエクのキリング・フィードを最も象徴するような建物なのかもしれない。15年前に訪れたときも、全体像はすっかり忘れてしまったが、内部に収められた数々の遺骨だけは印象に残っている。

塔の内部には、約9000体の遺骨が納められる入るようである。
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