四方山話

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - カンボジアフィットネス紀行/日記

 

 

こんなものを購入した : レーザーポインター


 

 セントラルマーケットの中をブラブラとしているときであった。フラッシュライト(いわゆる懐中電灯のこと)やアーミーナイフなどを扱っているお店があって、「もしかしたらあるかな〜」とショーケースの中に陳列された商品に目をやっていると見つけてしまったのである。

 この旅で買いたいものの1つにレーザーポインターがあった。レーザーポインターに関しては、何回かこのサイトの「日記」でも書いているのだが、現在、日本では高出力のものは販売は禁止となっている。理由は、航空機などに照射をする愚か者がいて問題になったからである。

 販売が禁止になった後も、しばらくヤフオクなどで出品され、私も「安く落札ができるのであれば…」と2〜3回入札に参加したことがあるが、希望価格で落札ができなく、「なにがなんでも落札してやる!」という気にもなれなかった。

 そして、販売が法的に禁止されてからも「販売されている」という状況がしばらく続いたのだが、ある時を境にヤフオクなどの出品が一切なくなってしまったのである。理由は、そのような違法業者が摘発されたからである。まあ、違法販売なのだから当然といえば当然である。

 ただ、所有すること自体は禁止されていないので、「こうなったら自分で作るか!」とか思ったこともあった。(Youtubeなどには作り方を紹介する動画がアップされているので、知識がある人であればそんなに難しくないはずである)ただ、電子部品などの知識がない私にはなかなか厄介そうで、実際に行動に移せないでいた。

 しかし、今回の旅行が計画されたときに「おそらく、バンコクの電脳街と呼ばれるバンティップ・プラザまでいけば手に入るに違いない」と思っていたわけである。よって、ベトナムでは、特にマーケットの電化製品などを扱っている店舗が目に入ってきても「あるかな〜?」などと探してみることはしなかった。

 もちろん、ここプノンペンでも全く期待していなかったのだが、たまたまフラッシュライトが売れれているのが目に入ってきて、「もしかしたらレーザーポインターもあるかな?」と思って、さほど期待もせずにショーケースの中をのぞくと、発見してしまったわけである。

 ショーケースの中には何種類かそれらしきものが並んでいたので、「どれどれ…」という感じで鼻がショーケースのガラスに着くくらいに見入っていると、店員が何本かを取り出してショーケースの上に並べてくれた。そして。「どれにしますか?」と声をかけてきたのである。

 その時点では、まだ「買う気満々」であったわけではなかった。よって、目の前に並べられたレーザーポインターを「ふ〜ん」という感じで眺めていたのだが、それを見てその店員はそのうちの1つを手に取って「このレーザーポインターは電池も再充電できるもので充電器ももちろんついています。そして、けっこう強力ですよ!」と説明し始めた。

 そして、電池を本体に入れ、「このボタンを押せばレーザーは照射されます」と言いながらレーザーポインターの先端を市場のドーム状の天井に向けた。次の瞬間、力強い緑色のレーザーが一直線に伸びて15〜16mはあると思われる天井に瞬時に到達した。市場内は、もちろん照明もあり明るかったのだが、私には強力なレーザーポインターだということがすぐに分かった。まさに、私が求めていたグリーンレーザーであった。

 レーザーポインターのレーザーの色には、赤、青、そして緑の3種類があり、同じ出力でも緑色が人間の目には1番分かりやすいとのことである。よって、購入するのであればグリーンレーザーと決めていて、それが目の前にあるのである。

 店員は「15$です。お買い得ですよ!」と言ってきた。15$ということは約1,725円。この手のものは100%中国製で耐久性は期待できないが、まあ、1,725円くらいであれば、すぐにダメになったとしても「これ、高かったのに〜!」とそれほど後悔することもないと思われた。
 「さて、どうしようかな〜」と迷っていると、「じゃあ、14ドルでいいですよ!」と値段を下げてきた。この手の市場で相手の言い値で買い物をするというのはあり得ないわけで、まあ無理だとは分かっていたが「OK.10$で買うよ!」と言ってみた。

 すると、「10$なんて絶対無理です!分かりました、じゃあ13.5$にしましょう。」と返してきたので、結局、中途半端な0.5$はさらに値切って13$で購入した次第である。1,500円弱なので、「まあまあの買い物だったかな〜」などと勝手に思っているわけである。

 さあ、かねてから欲しいと思っていた強力なレーザーポインターが手に入ったことになる。これで、海で遭難した時に、遥かかなたに見える救助に来てくれたヘリコプターや船舶に自分の居場所を伝えることができる。まあ、そのような状況に遭遇することは99.999%ないが…。よくよく考えてみれば、もう15年以上も海水に足を浸けていないような気がする。

・ 本 体

 先端に着けるアクセサリーを外したところ。左のアクセサリーを先端にねじ込むことによって、レーザー光は直線ではなくなり、分散されて模様を映し出す。そして、そのアクセサリーの部分を回すことによって、その模様は万華鏡のように変化していく。

・ 注意書き

 最大出力:2000mW未満、分類:Class 3

 レーザーのクラス分けは以下のようになっているようだ。(左から弱い順)

 ・class 1 ・class 1M ・class 2 ・class 2M ・class 3R ・class 3B ・class 4