四方山話

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - ミャンマーフィットネス紀行/日記

 

 

突然の腹痛、下痢、嘔吐 ( その2 )


 

 待合室に入ると、すぐに女性の看護師から問診表のようなものを手渡された。「ちょっと面倒くさいな〜」と思いながらペンを握ると、一緒に来てくれた宿のスタッフが「名前だけ書いてくれれば、後は私が書きますから…」と言ってくれたので助かった。

 そのお言葉に甘えて名前だけ書いてその問診票を宿のスタッフに渡し、待合室の長椅子に腰を下ろそうとすると、看護師が「じゃあ、先生が待っていますから…」と言って診察室に通された。診察室に入ってまず最初に感じたのはその広さで、そこは2畳あるかないかくらいの診察室であった。

 そこに、60代くらいの男性医師が着席して待っていてくれた。デスクのすぐ横には横になれる診察台があったのだが、それ以外のスペースは、患者が座るイスが一つと、あと看護士が立って待っている広さが若干あるくらいであった。

 その医師が、「どうしました?」というので、「今日の午後から刺すような胃の痛み、下痢、嘔吐が続いています」と告げると、「ちょっと診察台に横になって」と指示をされたので、足をデスクなどにぶつけないように注意しながら診察台の上に仰向けになった。

 すると、看護士によって血圧が測られ、おそらく非接触式だと思うのだが、体温も測られたようであった。医師は私のお腹を触診し「この辺は痛みますか?」と聞いてきたので、医師の質問には正直に答え5分ほどで診察は終わった。そして、医師からは「まあ、食べ物や水、そして気候が原因でしょう。」と言われた次第である。

 もちろん、もっと重い病名を告げられることなどは全く期待などはしていなかったが、その医師の口から出た今回の症状の原因が「食べ物、水、気候」にあるというのを聞いてちょっと意外であった。というのも、私なりに東南アジア旅行における下痢の症状は何回か経験していて「今回は明らかに今までのものとは違う!」と思ったからである。

 水や食べ物による下痢は、東南アジアを旅行すると「ほぼ必ず」と言っていほど経験しれいるが、今回は胃の差し込むような痛みおよび嘔吐が加わり「ただの食あたりではないな!」というちょっと確信みたいなものがあった。そして、「もしかしてコレラって可能性もあったりして…」と一気に不安が高まっていったのである。よって、その医師に「コレラなどのもっと重大な病気では?」と聞くと、「Oh, no,no,no!」と完全否定されたので一安心した。

 もし、コレラにでも罹患していれば、治療にどれくらいの時間がかかるかは分からないが、予定通り帰国できないくらいなことは十分に予想ができた。それに、帰国してから後ろ指差されて「コレラだ!コレラだ!」といじめにあうのも明らかであった。

 

・ ヤンゴンでも、バンコクなどでもよく見られるように、露店でご飯類や麺類の食事を提供している。バンコクではためらうことなく利用するが、ヤンゴンでは、今一つ衛生面から「ちょっと大丈夫かな〜」という思いがあり、露店では食事は取っていない。まあ、バンコクあたりでも現地の人から「これから気温ももっと高くなるので、私はあまり衛生的でない露店での食事は避けている」と言われたが…。

・ 果 物

 食事として露店で取ることはなかったが、路上で販売されている果物はよく購入した。いろいろな果物が販売されているが、私のお気に入りはスイカである。こういう果物が腹痛の原因になったりすることもあるのだろうか?