前々からその存在は知ってはいた。横は何回か通っているし、実際に敷地内に入っているかどうかは記憶も定かではないが、もしかしたら1回くらいは入っているかもしれない。ただ、入っていなくても、広さ的にはバレーコート2つから3つ分あるかどうかくらいなので、外からでも十分に中の様子は確認できる。
「何か像が祀られてるな〜」くらいにしか思っていなくて、その名称も分からなかったのでちょっと調べてみると「エラワンの祠」と呼ばれているようだ。ウィキペディアには以下のような解説が見られる。
「ブラフマー(梵天)をまつるヒンドゥー教の祠である。「エーラーワン」と名前にはあるがエーラーワンの語源であるアイラーヴァタはまつられていない。中国人・華人・華僑らによって四面仏と呼ばれるが仏ではない[1]。
歴史:1956年、エーラーワン・ホテル(現在のグランド・ハイアット・エラワン・バンコク)の工事中に事故が多発し、作業員が「悪霊がいる」として建設作業を拒否した。このため、ホテルの経営側[2]は占星術師として知られるルワン・スウィチャーンペート海軍少将を招いて吉祥時を選びヒンドゥーの神ブラフマーを祭るエーラーワンの祠とを設置した。」
それで、今回、名前も知らなかったような場所であり、敷地内に入らなくても外からでも十分に中の様子が確認できるようなところが気になったのは、「たしか、このあたりで爆弾テロがあり多くの死者が出ているはずだ」と思ったからである。ウィキペディアには以下のように解説している。
「2015年8月17日にタイ王国、バンコクのパトゥムワン区、エーラーワンの祠近く、ラチャプラソン交差点で発生した爆発事件である。20人が死亡、125人が負傷した。」
⇒ 事件現場の写真を掲載しているサイト-T
⇒ 事件現場の写真を掲載しているサイト-U
⇒ 事件現場の写真を掲載しているサイト-V
・ 凄い人混み
ちょっと下の写真では祠の全体像は全く分からないのだが、私が訪れたときはタイ人のみならず、観光客の姿もかなり見られた。おそらく、爆弾テロによる犠牲者もかなり出ているので、そのお参りに来ている人が多いのだと思われる。
・ 奉納の舞
私が訪れたとき、6人の女性がタイの民族舞踊を踊りその前で1人の女性が手を合わせていた。ちょっと調べてみると「奉納の舞」と呼ばれ踊りのようで、「AB-ROAD」のサイトでは以下のような解説が見られる。
「これは願いを叶えてくれたお礼に奉納する踊りだそうで、その場でお願いすれば約360バーツ(約1080円)で踊り子さんが6人ほどで踊ってくれます。」
・ ゾウの像
祠の敷地の角には、大小さまざまなたくさんのゾウの像が置かれていた。どうも信者から奉納されたもののようである。
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