ホーチミン滞在時には「おそらく利用していない日はないのでは…」と思えるほど毎日のようにコンビニに足を運んでいた。飲み物だけを買う場合もあったし、食事として弁当やおにぎり、またはサンドイッチなどを買うこともあった。
今回の旅ではホーチミンしか訪問していないし、かつ、主に宿周辺のコンビニにしか行っていないので、「ベトナムのコンビニ事情」を語ることはできないが、私なりに利用した感想を述べていきたいと思う。
まず、どのようなコンビニがあるかだが、ちょっと調べてみた。以下は2015年と2016年の各コンビニの店舗数の伸び率を示したものになる。(出典:ジョトロ)
店舗名 |
資 本 |
2015 |
2016 |
伸び率 |
ビンマート+ |
ベトナム系 |
100 |
650 |
6.5倍 |
サークルK |
香港系 |
104 |
177 |
70% |
B'smart |
タイ系 |
98 |
147 |
50% |
Shop & Go |
シンガポール系 |
127 |
130 |
2% |
ファミリーマート |
日系 |
73 |
106 |
45% |
ミニストップ |
日系 |
17 |
56 |
3.2倍 |
合 計 |
|
519 |
1,266 |
2.4倍 |
上記の表を見て分かるように、ベトナムでのコンビニの店舗数は2015年から2016年の1年間だけで2.4倍となり、急速にその数を伸ばしている。ベトナムの経済成長とともに、日常生活において必要なものはほぼ揃い、24時間営業(すべての店舗がその体制をとっているのかどうかは不明)という便利さが市民の支持を受けている証だと思われる。もう、コンビニはインフラの一部と言っても過言ではないのだろうか。
さて、私の宿の周辺にも、私がこの目で確認しただけでもコンビニは5店舗ほどあった。毎日のように利用したので、私なりに日本のものとの違いを書いてみたいと思う。
【 広 さ 】
店舗の広さも、まあ、日本でもそうだと思うが、場所によってかなり差があるので一概には言えないと思う。ただ、日本のものと比べるとこじんまりした店舗が多い。日本では「この狭いスペースだと、とてもではないがコンビニにはしないだろうな〜」と思われるようなところでもコンビニになっている。
【 駐車場 】
私の宿の周りにあったコンビニは、バイクや自転車を停めるスペースは店舗の前にあったが、車を停める、いわゆる駐車場はどこも備えられていなかった。ベトナムの交通事情を反映してのことだと思われる。
【 トイレ 】
日本のコンビニの便利なところに「気楽にトイレが利用できる」というのがあると思う。ベトナムでは、もちろん従業員用のトイレはあるのだろうが、店舗を訪れた客が気軽に利用できるようなトイレはないと思われた。
【 品揃え 】
日本においても、品揃えは店舗の広さによるところが多いので一概には言えないが、基本的には日本のコンビニの品揃えとそんなに遜色があるようには思えない。ただ、弁当やおにぎりに関しては、その種類はどうしても日本のものに比べると見劣りする。
・ ミニストップ
ミニストップのみならず、ちょっとした広さのコンビニであればイートインスペースはあるので、冷房の効いたコンビニ内は人々のちょっとした避暑地となっている。

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