今回の旅行の準備をするにあたっては、時間に追われていたわけではなく、むしろ余裕があったほどである。ただ、久し振りの海外と言うことで、今一つ航空券を購入するにあたっては慎重さが欠けていたことは否定はできない。

　例えば、ホーチミンまでの航空券を購入にあたって「tripsta」というサイトを利用したのだが、今から思えば「サイトの評判はどうだろう？」と少し前もって調べればよかったと思っている。購入する前はそのような発想は全くなかった。

　というのも、この紀行文を書いていくにあたっていろいろと調べていくうちに、過去に「tripsta」を通して航空券を買った人や買おうと思った人の体験談を目にする機会があり、けっこうマイナスの評判も目立つのである。

　例えば元旅行会社に勤めていた男性が立ち上げている「Shibatabi」というブログで「実は全然安くない！「tripsta」の格安航空券はクレジットカードの決済手数料が落とし穴でした！」というタイトルで記事を書いている。

　いちいちその記事をここで引用するつもりはないが、要約すると「tripsta」の手法として以下のようになる。

　つまり、「最安値」というのは「見せかけ」ということになり、結局は他社よりも高くなるケースもままあるということである。まあ、最終的にはそのクレジット決済での手数料も含めたトータルの金額を見て購入するかどうかを本人が判断するわけだが、なかなかそこまで細かく目を行き届かせるのも難しいかもしれない。私の場合も、手数料など全く気にすることなく「購入する」ボタンをクリックしてしまった次第である。

　今回は「少し高い授業料を払って勉強させてもらった」と自分に言い聞かせるようにしている。あまり今回のことを引きずってもせっかくの旅の楽しみが減ってしまう。是非、今回の教訓を次に生かしたいと思ってる。で、「次」っていつのことだろう。10年ごだったりして…。