四方山話

インドシナ半島フィットネス紀行/日記 - プロローグ

 

「 さて最後に宿の予約である:airbnbはどうだろうか?(その3)」


 「airbnbを利用するなら「まるまる貸し切り」がいい!」と思っていた私は、まずは最初の訪問地であるホーチミンで検索をかけてみた。先にも記しているように、まずは「利用するフィットネスクラブに近い所」という条件がが最優先され、次に料金となる。

 もちろん、いくら利用するフィットネスクラブの目の前にあったからと言って「宿泊料はいくらでもOK!」というわけにはいかず、宿泊料金が高ければ宿泊はできない。まあ、2〜3泊くらいであれば、宿泊料金が1泊1万円を超えたとしても「まあ、いいかっ!」となるのかもしれないが、ある程度の宿泊日数を予定しているとそうはいかない。それに、今回のフィットネス紀行はベトナムだけで終わるわけではない。よって、予算としては1泊3,000円以下で見ていた。

 結果は、う〜ん、フィットネスクラブの近くにはなかなかよい物件がなく、どれも予算をオーバーするものばかりであった。

 

 「まあ利用しないとは思うけど…」とはブツブツ言いながら地図上で最安値の物件をクリックし詳細ページに移動してみた。アパートを民泊として提供しているようで、外観は「建てられてからけっこう経つのかな?」という感じはあったが、ページに掲載されている写真を見る限り部屋の中はきれいに整理されていて、清潔そのものであった。広さもそれなりにあるようで「一人で宿泊するには広すぎるのでは」と思ったくらいである。

 また「他にどんな物件があるのだろう?」と場所にとらわれることなくいろいろと見てみて少し気になったことがある。それは、ホーチミンのairbnbの場合、「まるまる貸し切り」と謳っていても共有スペースをシェアする物件もけっこう目立った。

 どういうことかというと、少しひろめアパート又はマンションの物件になるが、部屋が複数あって、それぞれの部屋にベッドを設けてそれぞれの部屋を「まるまる貸し切り」と謳って宿泊者を募っている場合があったのである。つまり、部屋は別々でもキッチンやトイレ、そしてバスルームは他のairbnbを利用する旅人とシェアをする形になる。3部屋ある物件を借りれば、見知らぬ他の2人と他の共有スペースをシェアすることになり、正確には「まるまる貸し切り」とは言えないはずである。

 まあ、「いろいろな国の人たちとコミュニケーションを取りたい」というのであればよいのかもしれないが、個人的にはなんとなく落ち着かないような気がしてならない。