海外旅行の時に絶対に持っていかなければならないものとして、パスポートとお金がある。パスポートは別に「どうしようか?」などと迷う必要はなく、そのまま自分のものを持ち歩くしかないわけだが、お金の場合は、「さて、どうしようか?」と悩んだりする。持っていくものの種類としてはおよそ以下になるのではないだろうか?
・現金
・トラベラーズチェック
・カード
■ 現 金 ■
「現金」に関しては特に解説の必要はないと思うが、日本銀行が発行している銀行券(紙幣)と貨幣(硬貨)のことである。まあ、海外旅行にわざわざ重い硬貨を持っていく人もいないだろうから、この場合は紙幣を指す。(そういえば、学生時代にヨーロッパに行ったときに、「穴の開いたコインは向こうでは珍しがられるのでお土産に持っていくと喜ばれる」と聞いて五円玉を持って行ったことがあったな〜)私たちが普段から接しているもので、そのために日頃から汗水たらして働いているわけだ。
日本の「円」であれば、よっぽど「そんな名前の国聞いたことがない」と言う国でない限り現地の通貨への両替は可能なはずである。東南アジアであれば全く問題ない。もちろん、手持ちの米ドルがある場合はそれを持ち歩くのも一つの選択肢となる。
まあ、場合によっては、ホテルやレストランなどで直接日本の紙幣が使えることもあるのかもしれないが、当然、交換レートは悪くなる。よって、空港や街中の両替所や銀行で現地の通貨に両替するのが基本的な使い方になるはずである。
■ トラベラーズチェック ■
さて、「トラベラーズチェック」だが、これは「使用する」「使用しない」は個人差があるかもしれない。私の場合は、記憶違いでなければ海外旅行の時には常に持ち歩いていたと思っている。何といってもその最大のメリットは紛失時の再発行にある。
もちろん、そのメリットが分かっていて毎回旅行前に銀行などで購入しているわけだが、今までに紛失した経験がないため、いつも「本当に紛失時には再発行してもらえるのだろうか?」とか「再発行の手続きって面倒くさいんだろうな〜」などと思いながら購入している。
今回も「安全には安全を」と思い、ときどき利用するりそな銀行の支店に行ってみたが、あっさり「扱っていません」と言われてしまった。念のためにネットで調べてみると三菱東京UFJで扱っているようだったので、ホームにしているフィットネスクラブの最寄り駅の近くにある店舗に行ってみると「現在は扱っていません」とのこと。「何だよ〜、サイトに書いてあることと違うじゃないか!」とブツブツ言いながら近くにあるみずほ銀行と三井住友銀行に行ってみたが、どこも同じように扱っていなかった。「さて、困ったな〜。
あとどこの銀行に行けばいいのだ?」ともなったのだが、結局、「今回はいいかっ!」という結論に達した次第である。
「なんでこんなに扱わなくなってしまったのだろう?」と自分なりに考えたときに、「おそらく」だが、「デビットカード」の普及があるのではないかと思われる。次の「カード」のところで書いているが、現在では、海外にいても国内と同じようにATMなどで簡単に現地の通貨で預金口座から引き落とせるようになってきているの。よって、旅行時にトラベラーズチェックを持ち歩くメリットが少しずつ薄らいでいるのかもしれない。
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