プッシュアップ（ワイド）

 

 

手の幅をスタンダードよりも広く取ったものがワイドのプッシュアップとなります。スタンダードと明確に 区別するには、肩幅の2倍くらいが一つの目安になるのではないでしょうか。 手の幅を広くすることにより、姿勢をそのまま維持するだけでもスタンダードよりは力が必要になってきます。 このワイドのプッシュアップでも肩からかかとまでのラインはなるべくきれいに保ちたいものです。

 

主に鍛える筋肉　：大胸筋、上腕三頭筋、三角筋

 

1	・手と手の幅を肩幅よりも広く取る。 ・頭からかかとまでのラインをまっすぐに保つ。 まっすに保つには腹筋の力が必要になるので、腹筋のトレーニングにもなる。

 

2	・頭からかかとのラインをまっすぐに保ちながら肘を曲げて胸をフロアに落としていく。

 

3	・番下まで落としたところ。 どこまで胸を落としていくかで強度の調節が可能。「ここまで落とさなければいけない」というものではないが、スタンダードのプッシュアップに比べると、手と手の幅が広い分、体のラインをまっすぐに保つのが難しいので、あまり無理をしないでまっすぐに保てる範囲内で行う。 ・上げるときの動作も大切で、勢いをつけずに頭からかかとのラインをまっすぐに保つことに意識をする。

 

その他	・（左）肘が約90度くらいになるまで胸を下ろしたところ。これでも十分に筋肉には刺激が与えられる。 ・（右）悪い例：左右均等に胸がフロアに下りずに左に寄ってしまっている例。

 

 

備考
このワイドのプッシュアップは、スタジオレッスンにおいては必ず取り入れられるわけではないかもしれません。スタンダードと比べると大胸筋に強い刺激を与えることができますので、バストアップには効果的です。上でも記したように、頭からかかとまでをまっすぐ保つにはより腹筋の力が必要になってきますので、 まっすぐな状態でできるということは腹筋のトレーニングにもなります。 スタンダードであろうと、ワイドであろうと、きれいな姿勢でできるようになりたいものです。