プロフィール

筋持久力系プログラム

 

シットアップ(フロント)

 

 

 腹筋群を鍛える典型的なエクササイズで、スタジオレッスンの中では必ず出てくるはずです。男女問わず
「お腹は何とかしたい!」と思っている人は多いと思います。事実、私もその一人で、動作的には難しいエクササイズではないのですが、地味なだけになかなか一人では少しやって「終了」という場合も少なくないです。
「みんなでやるから続けられる!」の勢いで頑張りましょう。

 

 主に鍛える筋肉 :腹直筋外腹斜筋内腹斜筋  

 

1 ・フロアに仰向けになり、膝を立て、腰はフロアとの間に空間を作らずにしっかりとつける。
・手の位置で強度の調節が可能。
腹筋が苦手な人は両手を胸の前でクロスまたは膝をタッチするように前に伸ばしても良い。多少余裕がある場合は、イラストのように頭の後ろで手を組む、または背伸びをするように頭の上方に伸ばすと強度はかなり上がる。
・頭をフロアにつけずに少し浮かした状態にしておくと、上半身を下ろした時でも腹筋に刺激が加わる形になるので、全体的な運動強度は増す。

 

2 ・勢いをつけずにお腹をのぞき込むように上半身を上げていく。
・なるべく肘の位置はスタートの状態と変えない。

 

3 ・上げる高さで強度の調節が可能。
ただし、あまり上げすぎてしまうと腹筋以外の筋肉も使う形になるので、「腹筋を鍛える」という意味では効率的ではない。肩甲骨がフロアから離れるくらいで高さ的には十分。

 

悪い例 ・「悪い例」としているが、できれば避けたい例。
上げようとする意識が高すぎると、イラストのように腕の力を使って頭から上げる形になってしまうが、少なからず首に負担がかかってしまう。問題は高く上げることではなく、どれだけ腹筋に意識を持っていくことができるかどうか。イラストのような状態で行うのであれば、腕の位置を胸の前でクロスしたり、あるいは前に伸ばしたりして行うのも一つの方法。

 

その他 ・上半身を完全にフロアから浮かしてしまっている例。
この場合、腹筋だけでなく他の筋肉(腸腰筋など)も使うことになってしまうので、純粋に腹筋だけのトレーニングであればここまで上げる必要なない。

 

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備考
 
 もっともオーソドックスな腹筋のエクササイズです。運動に興味がなくてもこの動作をしていれば、どこを鍛える運動かは分かるはずです。
よくテレビの通販などで腹筋用のエクササイズ器具が売っていたりしますが、器具などなくても、こと「シットアップ」であればいつでもどこでも手軽にできるはずです。
ただ、「高く上体を上げないといけない」と勘違いしている人も多いのではないでしょうか。高く上げられる越したことはありませんが(上げすぎると別の筋肉を使ってしまいますが・・・。)そんなに「高さ」は意識する必要はないのです。大切なのは、腹筋を収縮させて意識を集中させることです。
少し大げさかもしれませんが、「お腹を締める」というのは男女ともに永遠のテーマです。それだけ厄介な部分なのです。20代前半までの若いうちは、全く無駄な脂肪がついていない人を見かけたりしますが、その状態を40代まで維持していくというのはかなり難しいことです。体を動かしていても、どうしても腹部には脂肪が貯まりやすくなってきます。
ですから、結構筋トレをしていて腕や足はたくましいのだけど、お腹が出ているというのはよくあるケースです。それだけお腹は体のほかのどの部分よりも鍛えるのが難しい部分です。
「お腹を割る」となると、筋トレだけでなくある程度カロリーもコントロールしていかなければならないので、地道な努力が必要です。
でも、体の中心となる部分なので、腹部が締まっていると体全体も締まって見えて、人に与える印象もかなり違ってきます。コツコツと頑張っていくしかないのです。