格闘技系プログラム
回し蹴り(ミドル) |
「回し蹴り」は「ひざ蹴り」や「フロントキック」と比べると、それほど頻繁に出てくる動作ではありません。30分程度の短いレッスンではまったく出てこないことも多いでしょう。「蹴り」の動作の中では一番腰の回転を要するエクササイズになります。 特にこのミドルの回し蹴りは、ミットなどのように蹴りを入れる対象物がないと、腰を強くひねって蹴りに勢いをつけていくのは難しいかもしれません。バランスを取ることも必要となってきますが、フロントキックや膝蹴りに慣れてきたら、ぜひこの回し蹴りも基本的なキックの一つとしてしっかりマスターして下さい。 ここでは「仮想の相手」の脇腹あたりを狙っていくミドルの回し蹴り解説をしていきます。 |
≪オーソドックススタイルからの右のミドルの回し蹴り≫ |
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1 | ・オーソドックススタイルで構える。 こぶしの高さ、足の位置、脇を開かないなどに注意する。詳しくは「構え方」を参照。 |
2 | ・上半身を、気持ち左に傾斜させてひねりながら、つま先を外側に向け左足を一歩前に出す。 (左と右のイラストでは手の位置が異なります。左のミット蹴りでは手の勢いをつけようと右手を上に上げ、左手はその右手の上げる動作を補助しようと逆に下がっていますので、その点はご了承ください。) |
3 | ・上半身の傾斜を強めてl、ひねりを高めていきながら右足を膝から上げていく。 このとき、腰を入れて蹴るための準備として、骨盤の右上を前に出すような感じで意識していく。 |
4 | ・さらに上半身の傾斜、ひねりを高めながら膝を上げていく。 ・まだ、右膝は曲げたままにしておく。 ・右手は蹴りの勢いをつけるために下に振り下ろしていく。 |
5 |
・右膝が、構えた時の自分の正面にあたる位置くらいに来たら伸ばし始める。 あくまでも意識的には膝を伸ばして蹴るというよりは腰を回転させて蹴るように心がける。 ・左手は右アゴをガードする。 |
6 | ・最後は腰のひねりを加えて、蹴りに勢いをつけていく。 ミット蹴りの場合は、蹴ってもミットがその勢いを吸収してくれるので体が安定するが、シャドウの場合は自分で蹴りの勢いを止めて足を戻していかなければならないので、振り切ってしまうのは難しい。 |
・Woopie Video DeskTopでの動画再生 ※Woopie Video DeskTopの動画再生に関して
備考 |
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