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トッピクス - 旅に出よう - 国内・自転車旅行

 

 

 

 「30歳の時、1年間暇ができてしまった」と書くと、「一体、この人何をしている人なの?」などと思う人は多いと思う。「プータロー?」「自由業?」、それとも「どこかいいところのおぼっちゃん?」とあれこれ想像をめぐらす人もいるかもしれないが、間違っても「どこかいいところのおぼっちゃん?」のわけがない。まあ、その辺のところは想像にお任せするが、「自由業」というよりは「自由人」という言葉が私には合っているかもしれない。

 そうすると「さて、どこへ行こうか?」ということになる。まだ海外はヨーロッパの数カ国しか訪問していないが、とりあえず1年間あるのだから大雑把に「国内 ⇒ 海外、それぞれ半年ずつ」と計画を立てた。

 国内旅行にしても、バイクで駆け足で回っただけでゆっくりと見るような旅ではなかった。「半年あれば、多少はゆっくり回ることができるだろう」と思い、当然、「さて、どうやって回るか?」ということになる。もうこの頃はバイクは所有していなかったので、「電車でゆっくり」と最初に頭に浮かんだのだが、「半年も電車で旅などしていたら身体がなまってしまわないだろうか?」という不安も感じられた。かといって、とても歩いて旅をするという気にはなれなかった。

 そうすると選択しは1つしかない。そう、自転車である。社会人を数年過ごすと体力不足を感じ、市営の体育館のトレーニングセンターに通った。そこで知り合った人から自転車の面白さを教わったのである。

 知り合った人と言っても、父親に当たるくらいの年齢の人で、その人のロードバイクを譲ってもらい何回か一緒に青梅や奥多摩の方に足を運んでいる。歳の差はあるが、ベテランなのでついていくのがやっとであった。平坦な道は良いのだが、坂道となると「腰に来て辛い」という感覚は今でもよく覚えている。

 そのことも手伝ったのかもしれない。ただ、そのロードバイクでたくさんの荷物を携行して旅行をするわけにはいかない。そこでツーリング用の自転車をオーダーメイドした次第である。値段の方は、あまり定かでないのだが、自転車本体と前後に専用のキャリア、それに取り付けるバッグの一式で20万円ほどかかったような記憶がある。

 出発の1ヶ月くらい前には完成し、遠出とまではいかないがちょこまかと乗りまわし慣らしていた。

 そして、今回は日本縦断の旅を計画した。最初は南下し沖縄まで行く、そこからフェリーを利用し大阪まで戻り、京都の日本海側まで出て再びフェリーを利用して北海道に渡り、後は東京まで南下する計画を立てた。

 宿泊場所は、例によって親戚、知人、そしてユースホステル、それに加えてテントも用意した。さて、どのような旅になるのであろう?楽しみだ!

 

備考