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ユースホステルから川平湾(かびらわん)に移動した。理由は、ガイドブックなどには「湾内の海は、光の加減や潮の満ち引きにより刻々とその色を変え、石垣島を代表する景勝地と評される」(文はウィキペディアから引用)との記載があり、その美しさを絶賛しているからである。なお、川平湾付近にはユースホステルはないので民宿に宿泊することにした。
ガイドブックに書いてあるように美しい場所であったが、どうも、ガイドブック等に「非常に美しい」などと書いてあると、「そういうもんなんだ!」と今一つ感動的でなくなってしまう私がいるのである。しかし、今回は、予期せぬ美しさを味わわせてもらった。それは、は昼間ではなく夜であった。
私が宿泊した日は、雲ひとつない夜であった。夜空には星々も美しく輝いていたが、何よりもその存在を主張していたのは煌々と輝く満月であった。「夜の湾の景色を見よう」と湾を見渡せる道に出てみると、月の光で道に自分の影が落ちているのが分かったほどである。
湾内には少しさざ波が立っていた。そして、そのさざ波ごとに満月が反射され、湾内は光り輝いていたのである。素直に「きれいだな!」と思った。いろいろな条件がそろってこそ楽しめる景色であった。しばしの間、頭の中を空っぽにしてその景色を楽しんだ。まあ、もともと「空っぽ」に近いという感じがないでもなかったが…。
さて、川平湾の民宿に宿泊したときもダイビングをしたのを覚えている。ただ、川平湾付近の海に潜ったのか、それともちょっと離れたところで潜ったのかが全然思いだせない。潜ったポイントの風景だけは鮮明に覚えているので、ヤフーの「知恵袋」を利用してみることにした。
「石垣島 ダイビングポイント名 :もう20年以上も前のことで記憶も定かでない部分があるのですが、ダイビングしたポイントがどの辺なのかを教えていただきたいのです。まず、宿泊したのは川平湾の民宿でした。その民宿のすぐそばのダイビングショップを利用したのか、それともちょっと離れたところ(当時、自転車で旅をしていたので、離れていると言っても数キロくらいだと思います)を利用したのかは定かでないのです。ポイントは小さなボートで数分のところだと思います。水深は5mもなかったように記憶しています。海底は白い砂で、ところどころに白いサンゴがあってその上を小魚が群れていました。こんな説明では難しいでしょうか?よろしくお願いします。」
【 回 答 】
「さすがに、これだけのイメージ情報では回答困難かと思います。石垣全域が対象になっちゃう(笑)
しかし情報からして、カピラ湾近くの、初心者向きのサンゴポイント「底地ビーチ沖ポイント」と考えられます。そこは平均深度5m、最大でも10mで、白砂にテーブルサンゴ、石サンゴ、枝サンゴがとても多く、ソラスズメ、リュウキュウミスジなど小魚が群れて印象的な所です。崎枝は深くて中級者向きだし、南風見方面から鹿の川になると、深くなるので上級者向きです。」
上記のような回答を頂き、おぼろげながら記憶がよみがえって来た。そう、自転車で底地ビーチにあるダイビングショップまで移動しているはずである。距離的にはおよそ2kmなのでたいした時間はかからない。ポイントは浜からすぐのところでいろいろな種類のサンゴ礁を見ることができ、トロピカルフィッシュが戯れていた。水深的には3mから5mほどの初心者向きのポイントであった。
これも個人差が非常にあると思うが、私個人としては、ダイビングは 「深く潜れば良い」というものではないと思っている。浅くて楽しめるに越したことがな。もちろん、深くなければ楽しめない景色も多い。どうも小心者のためか、あまり深いとちょっと「恐ろしさ」みたいなものを感じてしまうわけである。
⇒ 実際の「底地ビーチ沖ポイント」の写真を掲載しているサイトT
⇒ 実際の「底地ビーチ沖ポイント」の写真を掲載しているサイトU
備考 |
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