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■ 観光 ■

 観光としては、モスクワ大学、博物館、赤の広場、そして博覧会などに行ったが、特に「ここがすごかった!」と印象に残っているものはない。

   

   

 

■ 地下鉄 ■

 上記の場所への移動は主に地下鉄を利用した。しかし、モスクワの地下鉄の駅は「これでもか!」というほど飾り立てている。車両はごく普通のものであったが、通路の天井や壁面は博物館か教会のようであった。

 

  

 

■ 食事 ■

 食事はホテルのレストランでほとんど取ることになる。ピロシキやボルシチなどの代表的なロシア料理が出たが、特に不満もなく胃の中に収めたように記憶している。印象に残っているのは、ビールとコーヒー。

 ビールだが、食事時にはいつも500ccほどのビンビールが付いてきた。一番最初に口にしたとき「ん?」と思った、「濃い」というか「強い」というか…。ビンに貼ってあるラベルを見ると、「alcohol:8%」という文字が印字してあったのである。

 そしてコーヒーだが、このホテルだけではなく、横浜からのモスクワまでの船、列車、飛行機、全てそうであったが、コーヒーは小袋に入ったインスタントコーヒーで、とても「おいしい」と言える代物ではなかった。

 まあ、列車や飛行機の中では分からないでもないが、立派なホテルの中のレストランでもインスタントのコーヒーしか出さないということは、もしかしたら、当時は豆のコーヒーが流通していなかった可能性もある。

 ビールだが、最近のニュースで、ロシアでは初めてアルコール飲料と認めたようである。つまり、それまでは食料品扱いで、ジュースと同じ扱いであったようだ。ちょっとこれは驚きである。ウオッカをこよなく愛する彼らにとって「ビールなんて水にちょっと味がついたもののようなもの」だったということになる。しかし、それって、小さな子供たちも日常的に飲んでいたということになるのだろうか…?

 

■ その他 ■

 ・スーパーをちょっとのぞいてみたが、やはり慢性的な物資の不足で、パンや肉の棚にはその2割ほどしか品物が並んでいなかった。当然のことのように、売り子さんは暇そうにイスに座っているだけである。

 

 

備考