ドイツのミュンヘンからオーストリアのザルツブルグへ鉄道を使い移動した。時間的には2時間はかからなかったと思う。ドイツとの国境に近い町である。
ここザルツブルグは何と言ってもモーツアルトの生誕の地として知られている。彼は25歳までこの地で過ごし、その後首都のウィーンに移っている。
「モーツアルト」と聞いても、私の場合は具体的な曲名などは一切出てこない。思い出に残っているのは、かなり昔に見た「アマデウス」という映画のタイトルである。確か、アカデミー賞で何部門も受賞しているはず。クラシック音楽に興味がない人でも楽しめる映画となっている。
ザルツブルグに続いて首都のウィーンへ移動。鉄道を使い3時間ほどかかった。さて、ウィーンと言えば、これはもう「音楽の都」で、モーツアルトやベートーベンをはじめ、シューベルトやハイドンなど数々の世に名をはせた音楽家が活躍した町である。
それに伴い音楽に関係する建物や団体は多い。ウィーン国立歌劇場、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団など、おそらく一度くらいはその名前を耳にしたことがある人は多いと思う。
また、その音楽に関連して、舞踏会の町でもあるようで、「花の舞踏会」や「仮面舞踏会」など数多くの舞踏会がシーズン中に開かれるらしい。「仮面舞踏会」と言ったら、私の場合は「少年隊」かな?「ヤ、ヤ、ヤ、ヤ、ヤ、ヤ、ディヤ♪ヤ、ヤ、ヤ、ヤ、ヤ、ヤ、ヤ〜♪シャイな言い訳、仮面でかくして〜♪」
ただ、残念なことに「音楽は聴かない」とは言わないが、クラシックなど自分から進んで聞くことなどほとんどない。中学とか高校の音楽の授業でたまに聞かされたような記憶があるだけ。強いて言うと、理由はよく思い出せないのだが、小学生の時、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」のアルバムを持っていて何回も繰り返して聞いたような気がする。
音楽と言うとちょっと話はそれるが、確か小学校6年生の時だったと思うが、クリスマスプレゼントとして両親にステレオを買ってもらった。当時のステレオは、現在のようにコンパクトなものではなくかなり設置スペースを必要とする大型のものであった。で、初めて自分で買ったレコードが、確か沢田研二と野口五郎だったような気がする。もう曲名は出てこないが…。古い話で済みません。
話を戻そう。それで、クラシック音楽に興味がある人であれば、街中にあるハイドンやシューベルトの像などを見て、それなりに思うところもあるのだろうが、私の場合は「とりあえず来た記念に」ということでの写真撮影となる次第である。
それでも、夜間は観光名所や街中に建てられた像などがライトアップされたりするので、それなりの雰囲気は楽しめる。「古の偉大なる音楽家たちは、作曲活動の傍ら、夜な夜な酒池肉林の世界を繰り広げていたのだろうな…」などと思わずにはいられなかった。
備考 |
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