小心者のためかどうかは分からないが、どうも昔から、何と言ったらよいのだろうか、まあ「サバイバル思考」と言うほど大袈裟なものではないのだけれど、「万が一思考」とでも表現したら良いのかはよく分からないが、「万が一」のために備えるところがあった。社会人になってそこそこの頃からオリジナルのサバイバルバッグを作りデイパックに入れて日ごろから持ち歩いていた。
大きさは手持ちのカバンほどで、その中には以下のようなものを入れていた。
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スイスアーミーナイフ |
ご存知の方も多いと思うが、ナイフだけでなくハサミ、ヤスリ、ドライバーなど色々なものが付いている。旅などに持っていくとてても重宝する。 |
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LEDライト |
キーホルダーにでもできるような小型のLEDライト |
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ストロー式浄水器 |
汚れた水でも飲用できるというもので、まさにサバイバルグッズ。1回も使用したことがないが、その時のものは今はもう残っていない。 |
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ワイヤーソー |
携帯しやすいようにワイヤー式のものを購入した。これもサバイバル的には本格的に使ったことはないが、たまに思い出したかのようにバックから取り出して、デスクの角を少し削ったりしていた。携帯するには注意が必要で、刃を無防備に露出しているとあっちこっちバックを傷つけてしまう。 |
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固形燃料 |
学生時代、山登りをしたときにコンロをプレヒートするのによく用いていたもので、固形のアルコール燃料となる。何年経過しても、または少しくらい水に濡らしても着火する優れもの。私が当時持ち歩いていた「ロンザ、スイスメタ」は、現在ではあまり流通していないのかもしれない。 |
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ガスライター |
通常の使い捨てライターではなくターボ式のもの。ガスライター用のボンベから充填が可能。 |
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非常用ブランケット |
薄いアルミでできたもので、現在ではホームセンターなどでも販売されている。 |
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その他として、ガーゼ、包帯、消毒用アルコール(小さな容器に分けて)、安全ピン、ロープ、ホイッスルなどがあった。
ただ、10年ほど前にそれらのグッズを入れていたバッグのジッパーが壊れて使えなくなってからは新しいものを探すわけでもなく、スイスアーミーナイフとてのひらサイズのLEDライトくらいをいつも持ち歩いているデイパックに入れていただけであった。
しかし、去年の3.11の東日本大震災を機に、再び眠っていたものが目覚めてしまった。